
気になる肌のたるみの原因が、普段食べている砂糖にあるのはご存知でしょうか。
もちろん、砂糖に含まれる糖は甘いケーキなどのスイーツだけではなく、主食となるご飯やパンにも言える事です。
糖が含まれる食材を過剰に摂取する事でたんぱく質が阻害されてしまうと、肌や体の老化が生じます。
こうした糖対策をしてアンチエイジングに挑みむしょう!
この記事の目次♪
砂糖と肌の関係
私達の肌は普段取り入れている糖によって、しわやたるみなどの老化が進み、これを肌の糖化とよびます。
もう少し詳しく説明すると食べ物で取り入れた糖は、体内のたんぱく質と体温に反応してAGEs(糖化最終生成物)を作ります。このAGEsが肌に蓄積される事で肌を硬くして、ターンオーバーを遅らせてしまうのです。この過程により肌は、たるみやしわを引き起すのです。
ちなみに、肌の弾力を支えるコラーゲンはI〜IIIまであります。その中でも強度のあるコラーゲンIIIが糖化により一番強度の弱いコラーゲンIに変化させられてしまうのです。
糖化は若々しさを保つのに欠く事のできないコラーゲンに、容赦なくダメージを与えてしまうのです。
糖化しやすい人とは
肌が糖化しやすく、たるみによる悩みを引き起こす人は次のような食生活や生活習慣のある人です。
□ケーキなどのスイーツが大好き
□白米、麺類が大好き
□野菜を殆ど食べない
□食物繊維を摂取しない
□つい食べ過ぎてしまう
□朝食を抜いてしまう
□運動しない
□睡眠不足
□健康診断で高血圧を指摘されている
糖化による肌以外の悪影響とは?
糖化により悪影響を受けるのは肌のたるみだけではありません。以下のような症状も引き起こす油断ならない反応なのです。
- 脳梗塞
- 認知症
- 心疾患
- ガン
- 白内障
- 関節疾患
糖化反応の対策は?
糖化反応の対策は何と言っても過剰な糖を摂らないという糖デトックスです。
次にあげる事を意識して様々な悪影響を及ぼす糖化対策を始めましょう。
糖化を遅らせるアーモンド類を摂取!
最もビタミンEが豊富な食品として話題のアーモンドは糖化を遅らせる食品としても注目されています。
また、アーモンドにはルチンという、肌の錆を抑制する抗酸化成分が含まれていて、ビタミンやミネラルも豊富です。なるべくなら無塩タイプの生アーモンドを1日1粒摂取するようにしましょう。
白米を玄米に変えてみる
白米から玄米や雑穀米に変えるだけでも糖化率を低くします。
「白米は外せない!」という人は白米と玄米の比率を50%ずつにする事からスタートするのもオススメです。
小麦パンをライ麦パンや雑穀パンにも変えてみる
小麦100%のパンよりもライ麦や雑穀を使ったパンの方が糖化率を下げてくれるでしょう。ですが、注意したいのは糖質の高いジャムなどをつけるのは糖化リスクを上げてしまうため、注意が必要です。
調理法を変えてみる
糖化による代謝物AGEsは調理法により変化します。例えば鶏肉などを煮た場合よりも油を使って唐揚げにしてしまう調理法の方が、AGEs量は10倍にもなるのです。なるべくならば食材を調理する時は焼いたり揚げたりするよりは煮るという調理法が理想です。
適度な運動で糖代謝促進!
運動不足はAGEsが蓄積されるばかりです。適度な運動でこうした老化物質を代謝させてしまいましょう。
食事後の30分後くらいにウォーキングを日課にするのも良いですね。
十分な睡眠時間確保が糖代謝を促進する!
肌をはじめ、体の代謝は睡眠中になされています。7時間〜8時間の理想の睡眠時間で糖代謝をスムーズにさせましょう。そうする事で、肌に蓄積される糖を蓄積させないため、弾力を保つコラーゲンに影響を与える事なくハリを保ちます。
砂糖は適量に
私達が生きていく中で、砂糖を全く摂取しないという考え方は存在しません。砂糖はあらゆる食事に含まれていて適量の摂取はメリットもあるからです。
砂糖を摂ることのメリット
砂糖摂取によるメリットは疲れを癒してくれる効果や、即効性の高いエネルギー源になる事です。
疲れた時のチョコレートや飴などでパワーを回復したと言う経験は誰しもが持っているはずです。
適応量について
1日に摂取したい理想の砂糖適応量はWHO(世界健康機構)推奨によれば25gとされ、成人の1日に摂取総カロリーの5%未満としています。
スティックシュガーならば1日4本まではOKという事になるでしょう。
ですが、缶ジュースなら一本飲んでしまえばすぐに糖摂取量を上回ります。朝昼晩の三食や間食を含めても糖の理想量の摂取はなかなか難しいため、今現在の食事内容を少しずつ見直す事から始める事が大切です。
「甘いものは別腹だから!」などと糖質の高いスイーツや、炭水化物の過度摂取をする事は肌のたるみをはじめ、様々な体への支障をきたすでしょう。こうした老化を食い止めるべく対策は何と言っても糖質制限や代謝の良い生活にあります。
「甘いもの=太る」という固定観念ばかりではなく「甘いもの=老化」という方程式を念頭に置き、ハリのある肌を目指しましょう!
まとめ
- AGEsが肌に蓄積される事で肌を硬くして、ターンオーバーを遅らせてしまう。
- 糖化反応の対策は何と言っても過剰な糖を摂らないという糖デトックス。
- 1日に摂取したい理想の砂糖適応量はWHO(世界健康機構)推奨によれば25gとされ、成人の1日に摂取総カロリーの5%未満。