
勤勉な日本人は過度な残業や育児などに追われて十分な睡眠をとれない人が少なくありません。
そんな睡眠不足がもたらす悪影響の中に顔のたるみも含まれているのはご存知でしょうか。
良質な睡眠がとれない時に起こりうる様々な症状や質の良い睡眠を得る方法をご紹介致します。
この記事の目次♪
たるみの原因が睡眠にあった?
人間は夜寝ている間に成長ホルモンを分泌します。この成長ホルモンは肌を再生させたり、成長期の子供の身長を伸ばしたりする役割を果たします。
午後10時〜午前2時までが最も分泌が盛んな時間帯でゴールデンタイムとも呼ばれます。この時間帯に質の良い睡眠をとれる人こそ肌トラブル悩みがなく美しい肌を保てるのです。
睡眠不足がもたらす悪影響
睡眠不足がもたらす影響は顔のたるみだけではありません。
以下にあげる症状も併発するケースが多く病的な症状に悩まされる事も多いでしょう。
- 肩こり
- 頭痛
- 鬱症状
- 認知能力低下
- 目の疲れ
- 目の充血
- 体のだるさ
- 免疫力低下
- 感染症発生リスクが高くなる
- 成人病発生リスクを高める
- キズの治りが悪い
- 肥満
- 異常脂質
- 薄毛、脱毛、髪ツヤがなくなる
さて、何個当てはまりましたか?全てが睡眠不足が原因というわけではありませんが、睡眠不足はこれほど多くの症状を引き起こす可能性があるのです。
この中でも肩こりや頭痛は睡眠不足が生じると血流低下が生じます。さらに顔も繋がりがあるため酸素や栄養が行き渡りづらくなり次第にたるみが生じやすくなるでしょう。
良質な睡眠とは?
先ほど、ゴールデンタイムが大事といいましたが、良質な睡眠とは時間帯だけではないんです。どれだけ熟睡しているかも大事なんです。
総合的に8時間は眠れたとしても睡眠中に何度も目が覚めたり、起きた時に疲れが残っているような時は良質な睡眠がとれているとは言い難いのです。
また睡眠環境を整備するのも非常に大切な事と言えるでしょう。
理想の睡眠時間
一般的に理想とされる睡眠時間は7時間〜8時間程度です。それより多くても寝すぎで体が生活に順応できない事もあるため過剰な睡眠にも気をつけたいものです。
この睡眠所用時間帯の間に肌のゴールデンタイムと呼ばれる午後10時〜午前2時の時間帯が含まれている事がポイントと言えるでしょう。
質の良い睡眠がとれない原因と対策とは
布団に入ってもなかなか寝付けない人や、ぐっすり眠りにつけない人は眠る環境に問題があるのかもしれません。
次にあげる項目は眠りを妨げる様々な環境要因です。チェック項目が多い人は見直しが必要となるでしょう。
□枕の高さが合わない
□寝る前のスマホやパッド閲覧が日課になっている
□寝る直前に熱めのお風呂に入る
□寝る前に運動をする習慣がある
□寝る前にコーヒーや緑茶を飲む
□ついつい深酒をしてしまう
□太陽の光を浴びる機会が少ない
□年中ストレスを感じている
質の良い睡眠を得るための環境作り
睡眠不足の原因が解ったら次のような対策をとってみましょう。原因が一つだけであれば対策は少なくて済みますが、原因が重複している時は複数の対策が必要になるでしょう。
寝具類を変える
枕やベットマットの硬さを変えるなどしてみると自分にぴったりの物に出会えるかもしれません。最近は自分の首に合わせた枕を縫製してくれるショップもあるため利用して見るのも良いでしょう。
アロマを焚く
自分の好きな香のアロマや芳香剤を寝室に置く事でリラックスできるでしょう。ハーブ、ラベンダー、ローズなどがオススメです。
音楽を聴く
気分を落ち着かせるクラッシックなどの静かな曲を聴きましょう。一方でジャズやロックなどの興奮する曲は控えた方が良いです。
ホットミルクを飲む
牛乳に含まれるカルシウムは興奮作用を抑制する働きもあるため、寝る前にホットミルクやミルクティーなどを飲むのがオススメです。
カフェインは控える
カフェインは覚醒作用や毛細血管を収縮作用があるため、寝る前のカフェインや緑茶の飲用は避けましょう。
激しい運動はしない
激しい運動は体や脳を興奮状態にしてしまうでしょう。寝る前3時間の激しい運動は避けるのが理想です。どうしても運動を取り入れる必要がある時は呼吸も安定させてくれるヨガなどがオススメです。
半身浴をする
ぬるめのお風呂に胸から下を中心に30分程度つかります。下半身の血流を良くする事で体が温まり寝つきが良くなるでしょう。
ストレス解消
日本人に多いストレス性の不眠には上手なストレス解消が必要です。
人に悩みを聞いてもらったり、ドライブやスポーツ観戦をしたりして睡眠の妨げになるストレスを緩和してあげましょう。
顔のたるみを引き起こしてしまう睡眠不足や質の悪い睡眠は、早めに改善しなければ別の症状まで引き起こす事になるでしょう。
現代人にとって、質の良い睡眠をとる事は難しくもあります。ですが自分のできる事から少しずつ改善したり取り入れたりする事で顔のたるみにくいスムーズな眠りが得られるでしょう。
まとめ
- 夜寝ている間に分泌される成長ホルモンは肌を再生させたり、成長期の子供の身長を伸ばしたりする役割を果たしている。
- 睡眠不足がもたらす影響は顔のたるみだけではない。
- 良質な睡眠とは時間だけではなく、どれだけ熟睡しているかも含まれる。