乾燥肌を改善するにはタンパク質摂取から!

乾燥肌

冬になると特に痒みも酷くなる乾燥肌。乾燥肌の改善には、保湿クリームをたっぷり塗ったりパックをしたりと方法はありますが、乾燥肌にとって忘れられないポイントは「栄養素」。

その中でも「タンパク質」不足が乾燥肌の原因にもなると言われています。タンパク質不足は、どのように肌の潤いに影響するのでしょうか。乾燥肌とタンパク質についてご紹介します。

乾燥肌とは?

乾燥肌と言うと、カサカサした状態の肌という認識になると思いますが、実際には、乾燥肌を詳しく説明すると「肌にあるべき量の皮脂の分泌量が少ない」、そして肌細胞を健康に保つ「角質細胞の間にあるべき脂質が少ないこと」がベースにあります。

そしてこうした皮脂が少なくなることで、水分の蒸発を止めることができにくくなり、肌の水分含有量が低下している状態、これが乾燥肌なのです。

乾燥肌とタンパク質

肌が何から作られるかと言うと、毎日の食事から摂れる栄養からですよね。つまり肌の状態のいくらかの割合は、普段どんなものを食べているかが現れてきたりするわけです。

人間はお肌のみならず、体そのものがタンパク質の合成からできています。

タンパク質を摂取しないと、肌の新陳代謝がうまくいかず、ターンオーバーも遅れがちになってしまいます。そうなると天然保湿因子のNMFが正常に生成されなくなり、肌は乾燥気味になってしまいます。

NMFとは、アミノ酸やPCA(ピロリドンカルボン酸)、ミネラル、尿素といった化学物質からできています。この成分は、角質層よりまだ下にある「顆粒層」の細胞内たんぱく質が、角質層に押し上げられる過程で生成されます。水分を吸着して角質層に保持する役割を担っているので、お肌の保湿に対する貢献度はやや高めの約18%くらいです。

NMF(細胞間脂質)がバランスを崩すと、角質層下の顆粒層も健やかに育つことができず、肌はターンオーバーそのもののバランスを崩すことにも繋がります。

さらに、NMFと同様に、細胞間脂質のセラミドなども、肌のターンオーバーの過程で生成されるものなので、たんぱく質の不足でターンオーバーが乱れると、細胞間脂質も乱れてきます。

その他の乾燥肌に良い栄養素とは

まず挙げられるのが「亜鉛」です。亜鉛は体内で鉄の次に多く存在し、全身のあらゆる組織に必要不可欠な微量ミネラルです。体内で働く酵素のうちの300種類以上に亜鉛が関わっており、その中でも新陳代謝を促す酵素の重要な成分です。

亜鉛が不足することでお肌や髪の毛、爪などの健康状態に影響し、皮膚炎や湿疹などの症状が表れて乾燥肌の原因にもなります。

そしてお肌の健康を保つには、やはり「ビタミン」が重要な役割を果たします。乾燥肌を防ぐために積極的に摂取したいのは

  • 「ビタミンA」…皮膚や粘膜の潤いを保持する働きがあり、お肌の新陳代謝を正常にしてターンオーバーを促進させる働きもあります。また、天然保湿因子である角質層の「NMF」の生成を促す働きもあると言われています。
  • 「ビタミンB群」…肌の健康を保つために特に重要なビタミンB群は、ビタミンB2とビタミンB6です。ビタミンB2はレバー、卵、ビタミンB6は魚類、レバー、肉などに多く含まれています。
  • 「ビタミンC」…コラーゲンの生成を促進し、体内の活性酸を除去してくれます。
  • 「ビタミンE」…血液の循環を促進し、新陳代謝を高めてくれるため美肌に欠かせない栄養素です。紫外線を浴びるなどで活性酸素が発生しても、ビタミンEがその活性酸素を減少させる物質を増加させるため肌を守ってくれます。ビタミンEを体内で効率よく働かせるためには、同時にタンパク質を摂取することも重要になります。

まとめ

  • タンパク質を摂取しないと、肌の新陳代謝がうまくいかず、ターンオーバーも遅れる。
  • タンパク質不足で、天然保湿因子のNMFが正常に生成されなくなり、肌は乾燥する。
  • その他乾燥肌に良い栄養素をバランスよく摂取することが大切