
乾燥肌にともなうどうしようもない痒み、つい我慢できず掻いてしまう方は多いのではないでしょうか?
掻いてしまった後に余計酷くなって後悔しちゃいますよね。
なぜ乾燥肌は痒みを伴うのか、原因を見ていきましょう。
この記事の目次♪
乾燥肌が痒くなるのはどうしてなの?
カサカサと悩ましい乾燥肌。ただ乾燥するだけならまだしも、乾燥肌由来のニキビができたり、何より痒くなるのがとってもツライですよね。
しかしどうして乾燥肌になると痒みが出てきてしまうのでしょうか?
乾燥肌は○○機能が低下している
肌が乾燥しているというのは、肌の表面を覆っている皮脂や、角質細胞間脂質などが減少している状態なので、肌のバリア機能と言うのが著しく低下しています。
肌のバリア機能が低下している=少しの刺激が肌にとっては大きな負担になるということです。
肌が「乾燥しているよ!」というメッセージとして送っているのが「痒み」になります(全ての痒みが肌の乾燥を訴えるものではありませんが)。
バリア機能が低下して『無防備になっている状態=乾燥している状態の肌』は、髪の毛だったり衣服のちょっとした擦れでも刺激になり、痒みを生じさせます。
また、乾燥肌と言うのは、通常弱酸性に保たれている肌のpHをアルカリ寄りにしてしまうので、細菌を増殖しやすくなることもあり、痒みが大きくなることに繋がるのです。
乾燥肌の痒みは我慢?!絶対に掻いちゃダメなのはなぜ?
アトピー性皮膚炎という皮膚疾患がありますが、このアトピー性皮膚炎を劇的に改善する方法としてベストな方法が何かご存知ですか?それは「掻かないこと」なんです。
痒みを伴う皮膚疾患については、疾患の改善を阻む最大の原因が「掻くこと/掻き壊すこと」なんですね。これは乾燥による痒みも一緒。
痒みが起こるままに、その部位を掻いてしまうというのは、一時的には心地よいのですが、実際には(掻き壊していなくても)肌は細かく傷ついています。
乾燥肌でさらに掻いてしまったことによる傷がつけば、そこから細菌が入って炎症を起こしかねません。
また、痒みを掻いて収めると、傷ついた皮膚がもっと敏感になり、次はもっと些細な刺激でさらに強い痒みを感じるようになってしまうのです。
ここでまた掻いてしまうと「痒み→掻く」というサイクルはどんどん悪循環に陥ってしまいます。
掻くという行為は、痒みのもとになる「ヒスタミン」という成分をどんどん誘発し、気が付けば掻いているのに患部はもう我慢できないほど強い痒みに襲われているということにもなり兼ねないのです。
肌の痒みはどうやって解消すればイイの?
乾燥で痒い時に掻いてはいけないということは頭でわかっていても、なかなかそれを本当に実行するのは難しいですよね。
痒みを我慢し続けるのは本当にツラいです。ですから、痒みが生じた時には痒みを抑える成分の入った塗り薬を使ったりするのがおすすめです。
尿素やヒスタミン、セラミド、ビタミンEなどが配合されたクリームなどは、肌の痒みを抑えることに加えて、保湿や炎症鎮静をしてくれるものもあるので、自分の肌の様子をみて、自分に合ったクリームを買ってみてください。
また、肌の痒みを悪化させる原因の1つに、衣類や寝具との摩擦というものがあります。
この摩擦による刺激を軽減させるには、寝具や衣類の素材にこだわるのが重要。
天然の繊維でも、ウールなどのチクチクが感じられるものや、静電気の起こりやすい化学繊維は避けて、コットンやシルクなど、自然で滑らかな繊維を選ぶのがコツです。
さらに、痒みをもつ乾燥肌の人は熱いお湯に浸かるような入浴も避けた方が良いでしょう。
入浴自体が肌の保湿成分を流しますが、特に熱いお湯というのは、肌の保湿成分を流れ出しやすいので、ぬるめで半身浴をするのがベストです。そして入浴後はしっかりと保湿をすることを忘れずに。
まとめ
- 痒みは搔けば掻くほど増していくので掻かないことが重要
- 痒みが生じた時には痒みを抑える塗り薬を塗布する
- 寝具や衣類はコットンなどの自然で滑らかな繊維を選ぶのがベスト
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