
私達が乾燥肌を改善しようと思ったら、真っ先に保湿たっぷりのスキンケアに飛びつきたくなるものです。ですが、スキンケアと並行して水分をしっかり摂取する事も、肌の内側から潤いを引き出してくれるポイントになります。
どのような飲み物をどのような飲み方で飲用すれば良いかをまとめています。
乾燥肌の改善に効果のある飲み物
顔の乾燥が気になる時に、顔を触ってみると体温が低下して冷たい感じを受けるでしょう。体が冷えていると血流がスムーズに流れにくく、肌代謝もスムーズにいきません。つまり、肌の生まれ変わりであるターンオーバーもうまくいかないのです。そんな冷えから肌の乾燥が生じてしまいます。
ですから、肌の乾燥を抑える水分補給には、体を芯から温めるような温かい飲み物がオススメです。生姜やハーブなどを主体とした飲み物がそれに値します。また、温めて飲む事はできませんが、フレッシュな果汁を使ったジュースも乾燥肌に良いとされています。
これから暑くなってくると温かい飲み物はチョット。。。という人は常温のドリンクが体を冷やしすぎないのでお勧めです。最近はほとんどのコンビニで売っていますよ。
それぞれの効能や飲み方を解説致します。
生姜湯
体を温める食材として知られている生姜はジンゲロールという辛み成分が血行促進を促します。温かい飲み物として飲用すれば、吸収も良く、肌の新陳代謝を活発にしてくれるでしょう。
飲み方に決まりはありませんが、よく飲まれる方法の1つにお湯に生姜をすりおろして飲む方法があげられます。飲みづらい場合は、ハチミツを加えるなどするとスムーズに飲用できるでしょう。また、ジンジャーティーといって紅茶に生姜を煎じて飲むなどする飲み方もあります。
ハーブティー
香りの良さやリラックス効果で飲用される事の多いハーブティーも、肌の乾燥に効果を示してくれるでしょう。
中でも、ローズマリーやレモングラスは血行促進効果が得られて肌のターンオーバーも整えてくれます。また、保湿化粧品の成分として使用される事の多いカモミールも水分維持の効果が期待できるでしょう。もちろん、乾燥対策に飲用するならば、温かくして飲む事が大切です。
またハーブのリラックス効果は自律神経のバランスを整えて良質な睡眠を促します。睡眠はターンオーバーの正常化に欠くことのできない生活習慣です。
果汁100%のフルーツジュース
紫外線などの外部刺激により肌は乾燥を伴う酸化を引き起こすでしょう。これを肌の老化とも呼びますが、酸化を抑える事で必然的に肌の乾燥症状も抑制できます。その酸化を抑える飲み物が抗酸化成分であるビタミンCが豊富で、ポリフェノールがたっぷり含まれた100%フルーツジュースです。フルーツの中でも特にポリフェノール豊富な葡萄や、ビタミンC豊富なグレープフルーツ、レモンなどがオススメです。
ちなみに、これらのジュースは温めて飲む事はしませんが、なるべく常温に近い温度で飲むほうが、体を冷やさず肌代謝を下げる事もないでしょう。
乾燥対策を目的として飲用するならば、氷を入れて冷えた状態で飲むことは極力、避けたほうが良いですね。
乾燥肌の予防には水分補給を忘れずに
乾燥肌には肌に化粧水をしっか浸透させるように、体内にも水分を補う必要があります。上記でご紹介した乾燥肌対策に効果的な飲み物を参考に飲んでみましょう。ホットタイプの飲み物を入れて持ち歩けるマイボトルを持ち歩くのも良いですね。
外出中の時などはミネラル豊富なミネラルウォーターなどでも十分です。ただし、硬水より軟水の方が日本人の体質には合っています。みずみずしい素肌は外面、内面どちらからも補う事で完成されます。その為には、1日の水分補給を食事などから出る水分以外に、1.5リットル〜2リットルを目安に摂取しましょう。
もちろん、この量を一気に飲んでしまうと、その後の食事量に影響したり、消化不良を起こしたりしますから、数回に分けて飲むのがオススメです。朝昼晩以外にも、水分を失いやすいバスタイム後や、眠る前などが良いですね。また、寝ている時は意外と汗をかいていますので寝起きにも飲むと良いですよ。
まとめ
- 体が冷えていると血流がスムーズに流れにくく、肌代謝もスムーズにいかずターンオーバーもうまくいかない。
- 肌の乾燥を抑える水分補給には、体を芯から温めるような温かい飲み物がオススメ。
- 1日の水分補給を食事などから出る水分以外に、1.5リットル〜2リットルを目安に摂取しましょう。