
目元のしわは、見つけてしまった瞬間は本当に落ち込みますよね。ですが、目元のしわの大きな原因は乾燥によるものですので、正しいケアを行えば、少なからず改善を見込むことができます。
それでは、しわ改善に役立つアイクリームにはどのような成分が配合されているのか、ご紹介します。
アイクリームの役割って?
私たちの目元はメイクやクレンジング、紫外線などによるストレスを受けやすく、特にクレンジングの際に力が入り過ぎてしまうと、すぐにバリア機能が壊されて乾燥し、しわができやすい状態になってしまいます。そして、このように目元が受けているストレスをケアし、乾燥を防ぐのがアイクリームの役割です。
どんな成分が効果的?
アイクリームの価格帯はまちまちで、かなり安価な製品も出回っていますが、このように安価な製品の中には、有効成分が配合されておらず、化学合成物質の配合量が多い製品が混じっています。アイクリームを選ぶときには、価格帯で選ぶのではなく、必ず配合成分で選んで下さい。
それでは、効果的な成分をご紹介します。
- 第一に挙げられるのがセラミドです。私たちの角質層に存在しているセラミドは、保湿や保水の役割を持ち、不足した場合では、お肌が乾燥してしわができやすくなります。そこで、セラミド配合のアイクリームを使用することにより、目元に必要な成分を補充し、乾燥を防いでくれるということです。
- そして、ビタミンAに分類されるレチノインという成分も、目元の保湿に役立つ成分です。この成分は、医療機関で処方を受けることができますので、気になる方は皮膚科・美容皮膚科・美容外科などに問い合わせを行ってみましょう。
- また、コラーゲン、ヒアルロン酸、アミノ酸、プロテオグリカンなども目元の保湿に役立つ成分ですので、これらの成分を高濃度で配合しているアイクリームもおススメです。
アイクリームの正しい使い方
基礎化粧品の基本的なつけ方は、油分が少なく水の配合率が高い順につけて行くということです。たとえば、化粧水、美容液、乳液、クリーム、アイクリームがあるとしましょう。この場合では、最も水の配合率が高いのが化粧水ですので、洗顔後には化粧水を最初につけ、続いて美容液をつけます。
美容液にはさまざまな種類があり、化粧水に使いサラサラとしたタイプの製品や、濃厚なとろみのあるタイプの製品もあります。これらのいずれかであっても、乳液と比較した場合では水の配合率が高くなっていますので、美容液は化粧水の次につけます。続いて、美容液よりも水の配合率が高い乳液、そして、クリーム、最後に最も水の配合率が低くて保湿効果の高いアイクリームをつけます。
ここで注意して頂きたいのは、水の配合率が低いクリームやアイクリームを先につけてしまうと、その上から化粧水をつけても、油分に弾かれて化粧水がお肌に浸透することができなくなってしまうということです。特に目元がガサガサと乾燥した状態になってしまうと、気持ちが先走ってアイクリームを先につけたいと思うことがあるかもしれませんが、今回ご紹介したプロセスをきちんと守らないと、使用している化粧品が本来持っている役割を果たすことができなくなってしまうことが考えられます。
ちょっと面倒…と感じたとしても、高い保湿効果を実感したいのであれば、洗顔後から、化粧水、美容液、乳液、クリーム、アイクリームという順番をきちんと守るよう、注意して下さいね。
まとめ
- 目元が受けているストレスをケアし、乾燥を防ぐのがアイクリームの役割。
- アイクリームを選ぶときには、価格帯で選ぶのではなく、必ず配合成分で選ぶ。
- 基礎化粧品の基本的なつけ方は、必ず油分が少なく水の配合率が高い順。最後にアイクリーム。